リピートとは?ネット販売において重要な理由は?
リピーターやリピート率という言葉を聞いたことがあると思いますが、ネットショップの運営において、なぜリピートは重要なのでしょうか。
リピートとは、一度商品を購入したお客さんが再度その店で商品を購入することを指します。リピーターは、再度購入してくれるお客さんのこと、つまり既存顧客です。
リピートがネットショップ運営上、重要な理由としては、お客さんがまったくリピートしてくれない場合、毎月の売上を伸ばすには、1ヶ月の新規購入数を増やしていくか、1人あたりの購入単価を増やしていく、という方法しかなく、どちらの方法もずっと伸ばし続けるのはなかなか大変です。一方で、お客さんが一定の割合でリピートしてくれる場合、新規ユーザーによる購入に加えて、既存ユーザーによる購入が発生するので、購入数を増やしやすいといえます。
また、リピートしてくれるお客さんは、自分のショップのファンになっている可能性もあるので、周囲の人にショップのことをお勧めしてくれる可能性もありますし、どういう商品が売れるかという目算も立てやすい(ニーズを把握しやすい)というメリットもあります。
リピーターを増やすには?
どのネットショップでも、リピーターを増やすために様々な施策を行っています。リピーターを増やすための効率の良い方法というのは、ショップの状況によって異なるので、一概にこの方法をやれば良いというような単純なものではありません。
ここでは、リピート施策を検討するうえでの考え方を紹介します。
1.ユーザーがリピートしない理由を把握して対策を行う
私の経験上、もっとも効果があるリピート施策は、リピートしない理由に対しての対策です。
長年やっているショップで、既にユーザーへの対応含めほぼ完璧であれば、今更対策するような内容もないので、対策の打ちようがないかもしれませんが、まだネットショップを開設してあまり時間がたっていないショップや、ユーザーがリピートしてくれない理由を把握していないというショップであれば検討の余地は大いにあります。
もし、ユーザーがリピートしてくれないクリティカルな理由が存在するのであれば、その対策を行うだけで、大きな効果が期待できます。
2.商材によってリピートの方針が異なる
リピートの施策は、商材によって考え方が変わってきます。
例えば、食品や日用雑貨などの消耗品を販売している場合は、ショップのユーザー対応などが他店とほぼ同等であれば、商品自体がリピートへ大きく影響してきます。商品自体というのは、品質や価格などを指します。
もちろん、定期購入の仕組みを導入したり、消耗品を消費しきって再購入するぐらいのタイミングでメルマガを送ったりなど、施策は色々と考えられますが、販売している商品が他店の同様の商品と比較してどうなのか意識して運営する必要があるでしょう。
また、販売している商品が、同じ人が何度も購入するようなものではないもの、例えば、雑貨などがそうですが、雑貨は消耗品ではないので、同じものを何度も購入するというケースは少ないと思います。
この場合、リピートを促すには、ショップの商品ラインナップ(どういう商品を扱う店なのか、ショップの世界観・ブランディング)が重要ですし、新商品の販売サイクルも重要です。
リピーターが多いショップというのは、顧客に支持されているとも言えると思います。
ユーザーがリピートしない理由や、ユーザーがリピートする際に重要肢していることなどを把握して、対策を講じていきましょう。