ネットショップで販売する商品の決め方とは?

ネットショップ運営を検討している人の中で、そもそも何を売るかということを悩んでいる人もいるのはないでしょうか。
今回は、販売する商品の決め方について解説します。

まず商品カテゴリを決めよう

ネットショップを始めるにあたり、ショップのコンセプトに当たる、「何」を販売するショップなのか、ということを決める必要があります。
この「何」というのは、通常だと、具体的な商品名ではなく、商品カテゴリになります。例えば、レディースアパレルのショップなのか、インテリア雑貨を扱うショップなのか、食品を販売するショップなのかということです。
商品カテゴリに関しては、楽天やAmazonなどのショッピングモールのカテゴリを見れば、具体的にどういうカテゴリがあるかわかると思います。

では、商品カテゴリを決めるにはどうしたらよいでしょうか?

それは、
・自分が詳しいもの
もしくは
・自分が興味のあるもの
というのが良いでしょう。

理由としては、商品などを訴求していくには商品に関する知識が必要がです。その商品に詳しければ、専門的な内容で訴求することもできますし、その商品に詳しくなくても興味があれば、今後勉強して知識を得ることができるからです。

ただし、別にその商品に興味がなくても、売れるかどうかという基準がモチベーションとなって勉強していくことができるという人であれば、興味のあり/なしはあまり重要ではないかもしれません。
また、冒頭で、ショップが扱う商品カテゴリを決めると書きましたが、販売する商品カテゴリを限定せずになんでも扱うショップとして、その都度、トレンドの商品を仕入れて販売するという方向性もあります。特にAmazonで販売するのであれば、ショップとしての訴求はあまり必要がないので、売れそうなものを売っていくという形もあります。

商品を決めるための考え方とは

それでは、ネットショップ開設初期に販売する商品はどのように決めるべきでしょうか。

ここでは、既に販売する商品カテゴリは決まっているという前提で考えていきます。
仮にレディースファッションを販売すると決めた場合、カテゴリをさらに細分化していきます。

レディースファッションの場合は、トップスやボトムス、ジャケット、ワンピース、などです。さらに、トップスであれば、Tシャツ・カットソーやシャツ・ブラウス、カーディガン、ニット・セーター、パーカー、ポロシャツ、など細かいカテゴリに分けていくことができます。

この場合、ショップの初期段階でどれくらいの商品点数を用意するかという問題が出てきます。商品点数は多ければ多い方が良いという考え方がありますが、これは、楽天などのショッピングモールに出店する際に、商品が多い方が検索に引っかかる可能性が高まったり、ユーザーの目に触れる機会が高まるという観点から、商品点数が多いに越したことがないという考え方です。

たしかに、これはこれで一理ありますが、いくら商品点数が多いと言っても、ショップ開設段階での商品仕入れ/製造予算があるので、初期に販売できる商品点数には限りがあります。
そのため、私のおすすめとしては、上記のレディースファッションのショップの例で言うと、トップスやボトムス、ジャケットなどの幅広いカテゴリで商品を用意するのではなく、もっと細かいカテゴリーで、例えばTシャツ・カットソーのカテゴリだけで、商品を用意すると良いでしょう。

なぜなら、この場合、このショップにやってくるのは、Tシャツを検討しているお客さんで、複数種類のTシャツから商品を選ぶことができます。逆に、トップスやボトムス、ワンピースなど様々なカテゴリで1、2点ずつ販売しているというような状態であれば、各カテゴリーの選択肢が少ないですし、そもそも次回、どういう場合に訪れれば良いのか(どういう商品が手に入るのか)がお客さんにとってわかりづらいです。
前者の場合であれば、またTシャツを探す場合に、再訪される可能性があります。

ということで、まずは、もっとも小さいカテゴリーで商品を充実させ、そこから徐々にカテゴリーを広げていくのが良いでしょう。
ただし、そのカテゴリーの中で、他のショップなどの商品と比較して、お客さんに選んでもらう理由・ニーズがないと売れないので、カテゴリーを決めるとともに、どういうユーザーに、何を訴求していくのかという点も並行して考える必要があります。

実際に販売する商品を確定する前に、ターゲットにあてはまりそうな知人に、買いたいかどうか聞いてみても良いでしょう。

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