以前、知人にネットショップを始めたいが大変そうだから迷っていると相談されたことがあります。
たしかに、ネットショップの業務は多岐にわたるので、大変な印象があるのかもしれません。今回は、具体的にどういう業務があるか見ていきましょう。
大変かどうかを1日の業務から考える
大変かどうかは人によって感じ方が違うので、実際のネットショップ運営がどのような流れで行われるのか、1日の業務を見てみましょう。
毎日発生する業務
- 受注対応
- 問合せ対応
- 梱包・発送作業(ショップによっては毎日ではなく、数日に1回の場合もある)
- メルマガ配信、SNS投稿やブログの更新などの集客作業(毎日行うかはショップ次第)
毎日ではないが高頻度で発生する業務
- 集客・販促業務(企画から実施まで)
- ショップページの更新
- 商品ページ(商品情報など)の更新
- 在庫管理・追加発注
上記に加えて、商品の製造先/仕入先とのやりとりや支払などの業務もあります。また、新商品の開発/仕入検討や、新たに販売する商品の商品画像の撮影や商品ページの作成なども行います。
各業務の業務量について
さて、上述のとおり、業務内容は多いことがわかりましたが、それぞれの業務量がわからないと大変かどうか分からないという人もいるでしょう。
業務量はショップ状況によって変わってくるので、業務量が増える原因別に整理してみましょう。
受注数に比例する業務
- 受注対応
- 問合せ対応
梱包・発送作業 - 在庫管理・追加発注
受注が増えれば、当然、受注対応や梱包・発送作業が増えます。
また、問合せも受注と共に増えるのですが、理由としては、問合せには大きく下記の3種類に分けることができ、いずれも受注数に比例します。
・購入を検討中のユーザーからの問合せ(商品の質問や発送タイミングなどの質問など)
・注文したユーザーからの問合せ(発送についての要望など)
・商品発送後のユーザーからの問合せ(届かない、商品内容の不備など)
扱う商品点数に比例する業務
- 商品ページ(商品情報など)の更新
- 在庫管理・追加発注
上記は商品関連の業務のため、商品点数が多いとやることが多くなります。
扱う商品が1商品だけのショップと、1000点の商品を扱うショップとでは、上記の業務量は全然異なります。
まとめ
ここまでの流れだと、大変という印象を受けた人の方が多いかもしれませんが、ショップの運営自体は効率化することができます。
例えば、ショップページに記載する情報を充実させることによって問合せを減らしたり、ツールなどを使って受注管理や商品情報・在庫管理などの業務を効率化することもできます。
また、受注が増えるにつれて業務が増えますが、受注が増えるということは売上も増えているので、本当に大変になってきたら、人を雇う、もしくは代行業者に一部の業務を委託することなども可能です。
業務が大変=繁盛しているとも言えるので、ネットショップ運営において大変な状態というのは、うれしい悲鳴をあげている状態なのかもしれないですね。